カラマリ舞台の話

千秋楽お疲れ様でした。

なんか初日(通常エンド)見て散々こき下ろしちゃったんだけど、火曜日にゼロエンド見たらいい意味で印象が変わった舞台だったな。
というより、ゼロエンドやります!って発表されたときにゼロエンドってどのエンディングのこと言ってる…?って思ってて…無印の方にも冴木エンド(っていうか柳ルートバッドエンド?)ってあった気がするけど、市香ちゃんがアドニスの一員になったとこで終わって……で、その続きがアンリミテッドのアドニス編だったと思うんだけど、舞台のゼロエンドはそのアドニスの一員になったところで終わるってことかと思ってたんだよね。
そしたらアンリミテッドのアドニス編を最後までがっつりやってくれたからめちゃめちゃ嬉しくなってしまった……。やってくれたらいいのにな~って思ってたけど尺的に絶対無理だろうとも思ってたから、ゼロエンドの初日びっくりしたよ……!え?これもしかして最後までやってくれる!?ってストーリーの陰惨さとは裏腹にめちゃめちゃわくわくしながら見守ってしまった。(そして確かにユダ探しのくだりバッサリカットすれば尺的にも足りるのか…という気づき)
わたし基本的に乙女ゲームのファンディスクってそんな好きじゃないけど、カラマリに関しては無印から全ルート合わせてアドニス編が一番好きかもってくらいアドニス編がめちゃくちゃ好きだった(し、プレイしてて楽しかった記憶が強い)ので、もう本当あの冴木くんとのデート場面が見られただけで来てよかったー!!!って思った。過去の楽しかった思い出も全部残ってるけどあの頃にはもう絶対に戻れない切なさとか、冴木くんも苦しんでるはずって信じたかったのに納得のいく理由を見つけさせてもらえない苦しさとかが大好きなんだよなあのシーン……。
アドニス編って一応プレイヤーは市香ちゃんとして操作してるけど、実際はプレイヤーも市香ちゃんが何を考えてるのか、本気でアドニスに忠誠を誓ってるのかわからないままなんだよね。それが舞台になったことで市香ちゃんの心の動きを客観的に見ることができてよかったなと思うし、昔みたいに話してくれって言われて感情を抑えきれなくなる市香ちゃんのお芝居がすごくよかった。

ていうかこれは通常エンドでもそうなんだけど、キャストのお芝居は本当にみんなよかったな~。特に印象に残ったのはやっぱり松田岳の白石さんなんだけど(ゼロエンドで自害するときの一連の動きすごすぎ)、冴木役の平井雄基もよかったな。冴木モードでほーしのっ!て声掛けてくるときの絶妙なうさん臭さとか……
広井くんの吉成くんは、わたしは正直広井くんの体格の筋肉質な感じってカラマリの世界観と一致しないのでは………って思ってたし今も割と思ってるんだけど(なんせ花邑まい絵の男はどいつもこいつもガリガリなので)(そして2.5である以上は演技だけじゃなくビジュアルから成る世界観も重要なのではと思っているので…)お芝居に関しては安心して見られて、わんこな後輩としての顔も現役SPとしての顔もしっかりこなしていたなぁという印象だった。あとアクションシーンがめちゃめちゃかっけ~ので見られて嬉しかったな…。そして何気に日替わり担当だったし、後半にいくにつれてどんどん日替わりパートがカオスになってて面白かった。でもああいうのを一切恥じらいなくやってのけるのってめっちゃ広井くんぽいな……。

ゼロエンドに分岐するのって二幕の途中からなので、一幕はどうしても退屈だなー冗長だなーって思っちゃったのはまあ最後まで変わらなかったんだけど、
わたしがゼロエンドの展開を舞台で見られて嬉しい!!!って思ったように、通常エンドのあの展開も舞台で見られただけで嬉しいって思う人もいるよなそりゃそうだよなというのを今更ながら理解できたというか(?)、まあそもそも話が長いから詰め込み詰め込みになるのは仕方ない部分もあるし、私が柳さん×市香ちゃんにしっかり萌えを感じられていれば通常エンドもちゃんと楽しめてたのだろう…という結論に至った。
萌えなかったわけではないんだけど…………なんかこう「私、今この人に恋してます!!!!!!!!」な表情とか雰囲気出すのって、男役×娘役よりリアルな男女の方が難しいんだろうなーと思ってしまったんだよなー。まあここに関してはあんまり触れないでおきますが……

そんな感じで最終的には楽しく千秋楽を迎えられたので良い思い出になった。
アンリミテッドの他の話は多分やらないよな~~、今回のグッズでアンリミ衣装着てたし……てか基本的にくっついたあとの話はそもそも蛇足と思ってる派なんだけど、アンリミの白石さん編だけはちょっと見たいな…松田岳の白石さんで…
もしくはサイドストーリーの峰岸さん吉成くんの話を一幕二幕でやるとか…まあないだろうけどそういうのがあったら行きたいなーと思った。
カラマリ舞台、岡崎編のときから若干気になりつつも一度も行けてなかったので、最後に広井くんにきっかけをもらって行くことができてよかったな~。ありがとう!!!